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コロナ禍で苦境のライブハウスが生み出した新しいエンタメ!VRを超えた体験!その名もER!!

2020年、世界はかつてない規模で伝染病に侵されました。

 

古くはペスト、コレラ、最近では新型インフルエンザやSARSなどが記憶に新しいですが、今現在も猛威をふるい続ける新型コロナウイルス程に長く、広範囲で影響を与えた感染症は史上初めてかもしれません。

 

当然、我々日本人の生活にも大いなる影響を及ぼしました。

 

その中でも影響を大きく受けたのが、

 

飲食店、接待を伴う夜の店、ライブハウス含む劇場

 

ではないでしょうか。

 

これらに共通する点は無くても生活は出来る所謂、娯楽という分野な所です。

 

特にライブハウスは悪の根源かのような扱いを受けました。

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国からも沢山の制約を課せられています。

 

代表的なのが

 

  • 入場の人数制限

  • 物理的距離の確保

  • マスクフェイスシールドの着用

  • 声を出さない

 

等でしょうか。

 

いずれもライブハウスにとっては致命傷となるもので事実老舗も含めたライブハウスが多数閉店に追い込まれています。

 

しかし、そのピンチをも面白い事に変えてやろうと考えるライブハウスがありました。

 

寺田町Fireloop

http://fireloop.net/

です。

 

代表の足立氏は常日頃から「もっと面白い事をしたい。もっと」とおっしゃっています。

 

今回のコロナ騒動でライブハウスはどう変わったのか?

 

2ヶ月程前にお話を伺った時には「さすがにこの状況が続くとヤバイ。正確に言うと◯月で潰れる」とまで言っていました。

 

しかし、Fireloopはタダでは転ばなかった。

 

全く新しいエンターテインメントを作り上げたのだ。

 

それが、ER

Effected Reality:被効果現実(足立氏命名

というものです。

 

皆様はVRと言うものを体験した事はありますでしょうか?

 

もしも体験した事がなければ一度体験してみて下さい。とっても素敵な体験になると思います。

 

VRはわかりやすく言うと360度の3D空間です。

だから仮想現実とも言われているのですね。

 

海に潜るVRだと、目の前に気泡が上がっていきます。埃っぽい部屋だと埃が舞うのを感じられます。

筆者が初めて体験した時は時代が一歩進んだなと感じました。

 

そんな魅惑的なVRですがまだまだ問題があります。それが

  • 大きく重いゴーグルとごちゃごちゃした配線

  • VR酔い

これらによって15分、、人によっては5分くらいで疲れてしまうというものです。

 

それらを全て取り払ったのがこのERでした。

 

このER、どう言ったものかというと、まず客席とステージの間に半透過性のスクリーン(通称アミッドスクリーン)を下ろします。

 

お客様とのソーシャルディスタンスを保たなければいけないという部分を逆手に取ったなんともにくい演出です。

 

そこに映像を映して背景でバンドが演奏するというものなのでごついゴーグルもごちゃごちゃした配線もありません。

 

バンドよりも少し手前で映像が見える感覚は驚く程に立体的でまさしくVRのそれでした。

 

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ただ、このERにも問題があります。

 

それが、ソフトウェアの不足です。

 

勿論の事、自動で映像が出来る訳では無いので作るという作業が必須なのです。

 

どれだけ凄いハードウェアがあっても魅力的なソフトウェアが無いとただのハリボテです。

 

背景でバンドが演奏するのを計算した動画。

 

今まで無かったものですから相当なハードルです。

 

しかし、それを見事に作り上げ、実際にライブ演奏までしたバンドが現れました。

 

海外でも数々の大型フェスへの出演実績を持つ

 

奏手候

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彼等は初めて尽くしの事を見事にやってのけました。

 

動画を実際に作り上げた頭首(一般的なバンドでいうリーダー)の狐弐さんは「想定していた問題が全て起きた」と言っていました。

 

詳細は省きますが、当然普通にライブを行うよりも機材や使うシステムは増え、それらが増えればその分トラブルの数も増えます。

 

しかし本番はひとつのトラブルもなく終了し、百戦錬磨の実力をまざまざと見せつけられました。

 

バンドというリアル、そしてその少し手前の空間にイメージ映像

 

 

イメージ映像がバンドよりも少し手前で流れる事によって映像が何もない空間に浮き出しているように見えます。

 

イメージ映像もやはり普通の作り方ではいけません。背景でバンドがある事を念頭に入れるだけでは無く映えさせないといけないので。

 

奏手候さんは炎や稲妻、蛍の様な光、等を多用する事で自分達の世界観を表現していました。

 

バンドの動き、映像、照明、生音、これらが混じり合った時の感動は筆舌に尽くしがたいものがありました。

 

 

このアミッドスクリーンは半透過性と書きました。確かに普通に降りてくる時は網戸の様に見えたのですが、照明の工夫でスクリーンの存在を忘れる程に綺麗に透過していました。

 

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(これは既にスクリーンが降り歌詞だけを映している状態ですがスクリーンは言われないと気付かないレベル)

 

 

  • 客席とステージの間に仕切りを作る

  • 客席との2Mの距離を保つ

 

お客様とバンドの距離が近いのが売りのライブハウスで離れないといけない、じゃあ面白く離れようそんなピンチのなかにチャンスをの発想で生まれた、VRを超えたVR体験でした。

 

間違いなく現在の音楽シーン、最前線のエンターテインメントです。

 

この様な素晴らしいアトラクションを開発したFireloopさんと奏手候さんの今後の活動に注目です!!

VRの魅力を平面の写真で説明するのが難しい様にERも見るに敵うものは無いので興味がある方は是非一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

奏手候さんの情報はこちらからhttp://www.kanadete.com/

 

 

現在の所、筆者が知る限りこのERライブが観れるのはFireloopだけ。(奏手候さんの他にはメタボリックシンジゲートさんというバンドも同ERライブを行なっております。そちらも要チェック)